Q&A 労働時間について


Q 会社の決まりで、1日8時間以上働いています。残業代は発生するのでしょうか?

労働基準法で、労働時間は原則として、1日8時間まで、週に40時間までと決まっています。

ですから、「1日の就労時間は10時間」など、この時間を超えて働くことが決まっているなら残業代が発生します。


◆ 会社の決まりで1日10時間と決めても無効

就業時間を朝8時から夕方7時まで(休憩1時間)などと決めている場合は1日の労働時間が10時間になってしまいます。

 

このような場合、


「会社と従業員との個々の労働契約や就業規則で合意すれば、労働基準法より長い労働時間を定められるのか?」


が問題ですが、結論から言うと、


「労働基準法より長い労働時間を定めても無効である」


とはっきり決まっています。

 

労働者の労働時間は、個別の労働契約や就業規則で決まるのが原則なのですがそれだとどうしても労働者が不利な条件を飲まざるを得なくなるでしょう。

ですから、労働基準法で、労働条件の最低基準を決めておいて、この基準を下回る条件(つまり労働者に不利な条件)は無効にするとしているのです。


このようなケースでは、所定就労時間は8時間となり、あとは残業ということになります。



労働基準法に定められている労働時間とは?

 

◆ 労働基準法に決められている労働時間

 労働基準法では、労働時間に関する原則を次のように定めています。

・労働時間は原則として、1日8時間、週40時間を超えてはならない。

・休日は、原則として週1回以上与えなければならない。

・労働時間は、原則として実労働時間で算定する。

労働基準法は労働契約の最低限度を定めているので、この基準を下回る基準を定めてもその部分は無効となり、労働基準法の定める基準が適用されます。

 

◆ まとめ 

ご質問のようなケースでは、労働基準法の定める最低限度を下回る基準の契約ですから、8時間を超える部分の労働契約が無効となり、1日8時間の労働契約となります。

したがって、1日2時間分は残業となりますので、実際に働いているのであれば、残業代(割増賃金)を支払ってもらわなければなりません。